診療情報管理士に向いている人の特徴としてまずいえるのが、コツコツ作業に取り組める人です。
常時パソコンと向き合い、データの入力作業をコツコツと進める必要があるため、細かな積み重ねを得意としている人は診療情報管理士に向いています。
コツコツと仕事に取り組めるうえに計画性を持っていれば、さらに理想的です。
計画性があまりない場合、仕事に遅れが出かねません。
迅速な情報共有が必要な医療現場において、それは死活問題となります。
特に診療情報管理士の仕事は、一般的な仕事とは違い同僚との連携の要素があまりありません。
自分のペースで仕事を進められるシーンが多いものの、干渉が少ないからといって無計画に仕事に取り組むことは許されません。
先を見据え、計画的かつ効率よく仕事を進める在り方が求められます。
実際の現場では、1日の業務の大半をパソコンの前で過ごすことが多く、メリハリのなさによる集中力低下に悩まされるケースも少なくありません。
診療情報管理士になる前に、デスクワークで似たような作業が続いても集中できるかどうかを、事前に考えておいた方が良いでしょう。
さらに診療情報管理士は、仕事の都合上、患者さんの病気の内容といったデリケートな個人情報に触れることになります。
よって、責任感が強く情報リテラシーを持っていなければいけません。
何かしらの理由で情報が流出してしまうと、病院の経営に致命的な悪影響を与える恐れが十分にあります。
万が一のトラブルを引き起こさないためにも、個人情報の扱い方をよく学んでおくことが大事です。