診療情報管理士になるメリットは、やはり将来性の部分に期待できることでしょう。
現代において、医療業界では電子カルテをはじめとするIT技術を取り入れる動きが進んでいます。
IT技術を有効に活用するうえでは、診療情報管理士の力が不可欠です。

診療情報管理士は、表面からみると病院の縁の下の力持ちのような裏方的なポジションです。
院内ではやや地味な立ち位置ではあるものの、IT技術の活用が当たり前になれば診療情報管理士はより重宝されるはずです。
こうした将来を見据えて、診療情報管理士の資格取得を積極的に検討する動きも出ていますが、その一方で現時点で十分な需要があるとは限らないのも確かです。

現時点で診療情報管理士を必要としているのは、総合病院などの規模の大きなところがほとんどを占めています。
診療情報管理士の資格を取得したものの、近くでなかなか仕事が見つからない可能性はゼロではありません。
とはいえ、今後あらゆる病院でIT技術が導入されていくのは間違いありません。将来性を見越して診療情報管理士の資格を取得しておくのは賢い考えだといえます。

先に書いたように、診療情報管理士を必要としている病院はまだそれほど多くありません。
ただ、診療情報管理士を配置している病院を見つけた場合、優遇されるため内定の可能性はグンと高まるでしょう。
そのため、診療情報管理士を配置している病院をこちらから積極的に探り当てるのが良い方法です。